肌のバリア機能を守る
肌の表面には皮脂膜が覆っています。
この皮脂膜から表皮の角質層までのことを肌バリアと呼んでいます。
この肌バリアの働きは、外から異物が入って来ないように防御したり、肌の水分が蒸発してなくならないように乾燥を防止する効果を持っています。
もし、肌バリアがないと紫外線の影響が直接出てしまい、シミができやすくなり、DNAの破壊によるたるみやシワが起こってしまいます。
この肌バリアを守るためには、天然のクリームを適度に使うようにしましょう。
クリームを選ぶときに大切なチェックポイントは2つあります。
1つ目は合成界面活性剤の入っている洗顔料やクレンジング、スキンケアコスメ等を選ばないようにする。
合成界面活性剤は油と水を混ぜるときに用いられる化学物質で、ほぼ全てのコスメに含まれています。
油成分と馴染む性質を持っていますので、油でできている皮脂膜と結びついて肌バリアを壊してしまうのです。
合成界面活性剤には植物由来のものや石油由来のものがあります。
ですが、たとえ植物由来のものであっても使わないに越した事はありません。
洗顔料やクレンジングは合成界面活性剤の使用量が特に多いものですので注意が必要になります。
安全性が高い石鹸などの界面活性剤がいいと思います。
肌バリアを守るために必要なことの2つ目は顔の洗いすぎに注意することです。
顔をやたらと洗いすぎてしまうと、肌の表面に生存している天然の成分を作ってくれる働きを持っている善玉菌たちを全て追いやってしまうことになって、肌バリアが薄くなってしまうのです。
乾燥が強い季節は洗顔の回数を減らして、乾燥肌の方は朝に関してはぬるま湯だけの洗顔を行って、夜に関してはダブル洗顔はしない方が良いと思います。
脂性肌の人は皮脂とメイクが混ざりあってしまって、クレンジングを使っただけでは落ちにくい状態であることもありますから、そんな場合は夜に関しては石鹸でダブル洗顔することも大丈夫だと思います。